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『noodling』について訂正 [other]

前回の木琴ブログに「中間部に出てくる16分音符の連打は、サミー・ハーマンがよく演奏していたパターンで、『Noodling』と言われます」と書いてありますが、なんか違う、と思い、今日はお詫びして訂正の投稿です。

「noodle」という単語は「即興演奏をする」という意味なので、16部の連打がnoodling、ということではなく、そうやって弾くことも、noodlingのひとつ、というのが、正しい言い方でした。
言葉足らずで、誤解を与えてしまったようで申し訳ありませんでした。

IMG_1873.jpg

Greenの『Xylophone Rags』の編集者・Randy Eylesさんのパフォーマンス・サジェスチョンでは、noodlingのことが『improvisation within the controlled style of ragtime』と書かれています(これも、Eyles氏の考え方の一つ、かと思います)。この、ラグタイムのスタイルを保った即興演奏、というのが、ジャズでの即興と大きく違う所かな、と思います。グリーンは『Modern Improvising』という教則本の中で、このラグタイムでの即興演奏パターンについて、懇切丁寧にエクササイズのアイデアを提案していて、全ての調で弾くことが出来る様に練習しましょう、と説いています。ブルーノートを使う即興についても書いてあり、あくまでも、ラグタイムの領域にあるような音になっています。
きちんとしたラグタイム(という言い方も適切では無いと思いますが)をカッコ良く弾くのは、やはり並大抵なことでは無い、という気がしてきました。


Xylophone Rags of George Hamilton Green

Xylophone Rags of George Hamilton Green





George Hamilton Green's New Series of Individual Instruction Courses for Xylophone and Marimba

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  • 作者: George Green
  • 出版社/メーカー: Meredith Music Pubns
  • 発売日: 1993/03
  • メディア: ペーパーバック





同じ即興でも、『improvising』『nooding』『jazzing』という色んな言われ方があります。

そういえば、2009年にアメリカセミナーで演奏した後、「Smoke!」と声を掛けられたことがあり「え?私、たばこ吸わないけど?」と不思議そうな顔をしたら、それは、「Awesome」とか「Wonderful」と同じような意味だそうで、褒められた、ということでした。

言葉って、面白い、けど難しいです。

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木琴のラグタイムとは? [other]

木琴の「ラグタイム」というのを、どう説明すれば良いのかな、特に、ピアノやギターと違う「ザイロフォン・ラグ」について、考えていました。

日本では、1980年代にカナダの打楽器アンサンブルグループ・NEXUSが来日公演の際、G.H.グリーンの作品始め、木琴で奏でるラグタイムを披露して以来、木琴で演奏する曲を「ラグ」のように認識されている部分があるように思います。

でも、同時代(1920年代頃)に演奏されていた木琴の曲には、「これはラグじゃ無くてポピュラー、これは軽クラシック」と認識出来ると思うこともあり、それをどうすれば伝えられるかな、と悩み、アメリカの木琴研究家、デヴィッド・ハーヴィさんへ尋ねてみました。以下は頂いた回答を私なりに訳して、音源のリンクなどを加えた物です。

[るんるん][るんるん][るんるん]

ラグタイムは、いくつかのタイプを含みます:

1)(1880~1900年代)
初期の形成的なラグタイム(ケークウォークやシンコペーションマーチ)は、しばしば、歌(例「ハッピーデイズ・イン・デキシー」など)として、または、器楽曲(例「デキシー・ブラッサムズ」など)のための行進曲として出版されました。
この頃のラグタイムの形式は、強拍から外れることが際立つメロディを伴う正確な低音を含みますが、シンコペーションを含みません。

参照;
Happy Days in Dixie 1908
Happy Days in Dixie on xylophone
Happy Days in Dixie music score piano

Dixie Blossoms
Dixie Blossoms music socore


2)(1890〜1910年代)
ピアノ用の古典的なラグタイム曲(S・ジョプリンジョセフ・ラムジェームズ・スコットのような作曲家によって書かれた曲)、これらは、常にピアノのために書かれ、上級テクニックを必要とする物でした。このスタイルは、規則正しいベースとバックビート(裏拍)を左手で、非常に複雑なシンコペーションが右手のメロディで演奏されます。


(以下は、YouTube)
ジョプリン
J.ラム
J.スコット



3)(1900〜1920年代)
民俗音楽のラグタイム(チャールズL.ジョンソンジョージL.コブユーディ・ボウマンのような作曲家によって書かれた曲)。
これらは、大抵、(前述の)ピアノ用古典ラグタイム曲より非常にシンプルなテクニックを含んでいるピアノ作品でした。ピアノのために出版されたけれど、そのメロディがシンプルな性質を持つので、これらの作品は、しばしばバンドや他のソロ楽器用に、書き換えられたり、編曲されたり、演奏されたりしました。
このスタイルは、強拍から外れることが際立つ安定した拍子のメロディを含みますが、古典ラグタイムよりも単純なシンコペーションです。


チャールズL.ジョンソン Dill Pickles
ジョージL.コブ Russian Rag
ユーディ・ボウマン 12th Street Rag



4)(1910〜1920年代)
ノベルティ(目新しい・珍しい等の意味)ラグタイム。このジャンルはいろいろなソロ楽器の為の作品でした。そして常に、その特定の楽器演奏者によってに書かれました。(例えばピアニスト/フェリクス・アルントズィズ・コンフリー、木琴奏者/G.H.グリーン、サックス奏者/ルディ・ウィドホフ、バンジョー奏者/フレッド・ヴァン・エプスなど)

フェリックス・アルント Nola
コンフリー Kitten on the Keys

フレッド・ヴァン・エプス演奏 Maple Leaf Rag
ルディ・ウィドホフ演奏 Sax O Phun

このスタイルは安定した拍は含みますが、シンコペーションを必ずしも含みません。シンコペーションに代わって、アルペジオや早い動きや、重音奏法など、とても複雑でリズミカルな形式です。



これらがラグタイムの4つの基本的なスタイルです。しかし、ラグタイム作品に加えて、ラグタイム時代(1890年代 〜1920年代)の間、どんな音楽でも「ラグタイム風に演奏する」という伝統がありました。

この「ラグタイム風に演奏する」というスタイルが、G.H.グリーンがオール・スター・トリオやフラー・レクター・ノベルティ・オーケストラでやっていたことです。他の多くの器楽演奏家もポピュラー音楽を「ラグタイム風に」演奏していました。

「ラグタイム風に演奏する」というのは、リズミカルなパターンやシンコペーションを用いて、スタンダードなポピュラー音楽のメロディを装飾することです。
したがって、どんなポピュラー音楽でも=たとえ出版された時ラグタイム作品でなくても、「ラグタイム風に」演奏されれば、ラグタイム・パフォーマンスになりました。

アメリカの市民は、1910〜1920年代のダンス音楽が「ホット」であることを望みました。「ホット」というのは、リズミカルで激しい躍動感を伴うという状態です。演奏家がポピュラー音楽を「ラグタイム風に演奏する」方法を知っていれば、彼らは「ホットな」ダンス音楽を提供することができました。
しばしば、アメリカ人は1890年代〜1920年代にリズミカルな音楽を出版し、録音しました。その音楽は必ずしも上記の1つのカテゴリーだけに簡単に、または、正確に適合させることができません。

1890〜1900年代のピアノ用古典ラグタイム曲は、はっきり認識できます。しかし、「ホットな」ポピュラー音楽が1910〜1920年代(G Hグリーンが活発だった時代)に、より流行していた頃、多くの「ホット」音楽スタイルがありました。ラグタイムだけでなくストライドピアノも、ニューオーリンズジャズシカゴ・ジャズチャールストン・ダンス音楽など、まさしく多くのジャンルの音楽が同じ時代にありました。


[るんるん][るんるん][るんるん]

ということで、ザイロフォン・ラグは、音楽のジャンルでいうラグタイム、でなく、演奏スタイルがそれを識別する鍵になるということです。

ちなみに、スイングジャズで最初に木琴(ザイロフォン)を演奏に取り入れたのは、レッド・ノーヴォRed Norvoといわれます。ハリー・ブリュワーHarry Breureは、鍵盤打楽器でのスイングスタイルをノーヴォから学んだそうです。

同時期の偉大な木琴奏者の一人、サミー・ハーマンSammy Hermanは、スイングへ転身しなかったようです。卓越したテクニックで彼が奏でていたのはラグタイムを始めとするポピュラーソング、だったといえます。

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デイヴィッド・ハーヴィさんから [other]

Facebookのお友達で、GHグリーンと木琴黄金期の研究家、
デイヴィッド・ハーヴィさんから、
「紹介しても良いですよ」と頂いたファイルの幾つかを掲載します。

1.グリーンのレコードラベル

GB_arabia_120420.jpg

↑これは、グリーンブラザーズノベルティオーケストラが
演奏した曲『Arabia』のラベルで、
GrayGull(レコード)社から出版された物。

グリーンって、やっぱりすごいなあ、と思うのは、
この曲『Arabia』だけでも、他に12枚の録音がされていること。

同じ曲でも、出版社が違うと、こんな風にラベルも変わる、
って事がよく分かるPDFファイルがアップロードされています。
こちら→ David Harvey's George Hamilton Green Record Labels

眺めていて、うっとりと「美しいなあ」と思うのはマニアな私だけ・・・?


2.アレンジ

ハーヴィさんがアレンジした、グリーンの曲のファイルです。

#Humming Bird
(ハミングバード/直訳すると蜂鳥)


こちらは、オーソドックス(?)なマリンバの音域、
C〜Cの4オクターブで弾けるアレンジ(原曲はE♭)。
イントロも主旋律も、原曲より、
弾いていて、たっぷりと楽しめそうなアレンジです。

もちろん、私は原曲も大好きなのですが、
ベッカー先生から「ラグタイムは即興を楽しむものさ!」
と習ったので、このアレンジを聴いて「あーこんな風に弾きたい」
と、改めてラグタイムの魅力を思い興されました。


#Fluffy Raffles
(フラッフィ・ラッフルズ)



直訳すると、「ふわふわしたさざ波」のようですが、
私は、女の子洋服に付いているパフスリーブみたいな袖のことかと思っています。
グリーンの曲には歌詞が付いていて、可愛い女の子のことを歌っている内容です。

こちらは、マリンバ(木琴)、ピアノ、ウッドベース、
トランペットの編成で書かれているアレンジ。


「フラッフィ・ラッフルズ」で検索していたら、面白い記事を見つけました→【ウエブ電藝】 > review. > 音溝の快楽(青木重雄) 『シロフォニア(ザイロフォニア)』の作曲は、ジョージじゃ無くて、兄のジョー、なんですけどね。


上記2曲とも、シンセサイザーの音なのですが、
どんなアレンジかを知るには充分かな、と思います。
楽譜は出版はされていないそうですが、御希望があればお渡ししますよ、
との事でしたので、もし、楽譜が欲しい方がいたら、
Facebookで、繋がってみて下さい。



私の友達リストにある『David Harvey』さんです。
同じお名前の有名ギタリストの方、ではありません。
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鍵盤の調律 [other]

先週、2回に渡って、家の木琴とマリンバの鍵盤を調律して頂きました。

調律して下さったのは、福井県にお住まいの、木音舎(きねや)・吉村さん。
元々は、日本を代表するマリンバメーカー
こおろぎ社の技術をご担当していた方です。
ご自身の車に調律に使う機器を積んで、全国各地へ出張し、
日本の木琴達を良いピッチ&音色に調整して下さいます。

かかる時間は、1台に付き約2時間。
仕上げも丁寧にして頂き、家の楽器は生まれ変わったようになりました。
鍵盤一つ一つを取り外して、コンコン[るんるん]
倍音も聞きながらだから、ホントに職人技、って感じです[ぴかぴか(新しい)]

詳しくは、直接、木音舎さんへ〜[mail to]
問い合わせ先は→
電話:0778-34-2333[電話]
FAX:0778-34-2687[メモ]

大事な&貴重な鍵盤をのせたマリンバや木琴達、
長く大切に使っていきたい、って思います。
木音舎さん、ありがとう[揺れるハート]
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リンク先の説明 [other]

右側に貼ってある、リンク先の説明を・・・[ペン]

まずは、英語のサイトから・・・

PAS
米国最大の打楽器協会『パーカッシブ・アーツ・ソサエティ』略してPASのサイト。
打楽器に関する膨大な情報が掲載されています。
特に、おもしろいー!と思ったのは、ウェブミュージアムである、PASが保有する珍しい楽器のサイト↓
Online Museum Tour
オクタリンバ(一つの鍵盤がオクターブ違いで2枚付いている、12弦ギターの木琴版)とか、クレストンのコンチェルトの原譜とか、色々あって面白いです。
PASの日本支部は洗足学園大学の岡田先生(大学時代の恩師)が支部長になって運営しているとおもいます。

Green Music
GHグリーンの子孫、ルー・グリーン氏のサイト。
Joe & Georgeグリーンの録音の他、今活動しているノベルティオーケストラのことが掲載されています。

George Hamilton Green
GHグリーンについて、他のウェブとリンクして紹介しているサイト。
特記項は『エジソンレコード』のカタログページが紹介されていて、そのカタログ、オーダーも出来るみたいです。

エジソンは、あの偉人伝で語られるトーマス・エジソンその人のことで、1877年に初めての蓄音機を発明。その後、1888年(明治21年)に、『エジソン・レコード』というレコーディング会社を設立して、それが、その後木琴が普及することにすごく関わっています(これについては、また後日)。
そんな関係。

Century Mallet
打楽器メーカー老舗でもあり、マリンバやシロフォンを現在ある形に製造した『DEAGAN』社の歴史についての情報や、楽器・マレットの修理サービスをしている会社。
写真の建物を見ると、DEAGAN社の物みたいだけど・・・。

Malletshop.com
ビンテージ打楽器の通販をしている会社。海外への販売もしているみたいで、カタログを見ると、欲しくなります。

NEXUS
世界的に有名な打楽器アンサンブルグループ『ネクサス』のサイト。ラグタイムシロフォン講座の講師ボブ・ベッカー先生は、創設者の一人。1920〜1930年代の「ノベルティ・ザイロフォン・ミュージック』の現代への普及は、このネクサスの演奏による発掘がなかったらありえなかった、と言えます。沢山の記事やメンバーの紹介が掲載されています。
日本にも何度も来日していて、私は学生時代に何度か公演を見ました。

mostlymarimba.com
マリンバやシロフォン始め、打楽器関連の楽譜、楽器、マレット、CDを販売しているサイト。
何度か注文したことがありますが、輸送費は高いけど、海外からと思えないくらい、速く確実に届くのでとても重宝しています。
GHグリーン作品をシロフォンソロ&4マリンバアンサンブル用に、ボブ・ベッカー氏とビル・カーン氏がアレンジ多作品群があって、その殆どがこのサイトから購入できます。

ここからは日本語サイト・・・↓

YAMAHA percussion
日本を代表する楽器メーカーでもある、ヤマハの打楽器関連サイト。
安倍圭子先生始め、いろんなマレット&打楽器奏者のインタビュー記事が動画と併せて掲載されています。
とても刺激を受けるインタビューでした。

Korogi - Kori
素晴らしい音色のマリンバを作っている、こおろぎ社のサイト。
(個人的に)歴史のサイトがあるのですが、このパートがすごく好きです。社名の由来も「あー、やっぱりそうなんだ」って、気持ちが和むというか。
年に一度ほど、技術のYさんが、北海道にも来て下さって、音板の状態を見て下さいます。アフターサービスが丁寧なんだなあ、と感動。鍵盤のチューニングに関することも沢山お話しを伺いました。
海外だと「KORI」という名前でこおろぎ社のマリンバが普及してます。

Saito
こちらも日本を代表する鍵盤打楽器メーカー、斉藤楽器。
去年の暮れ、工場見学をさせて頂きました。
小学校や中学校の教育用楽器には、沢山の斉藤楽器社製の楽器があると思います。そのためか、リペア用のひもやゴムも、充実していてアフターサービスが受けやすい、そんな印象を受けました。
マリンバや木琴も素晴らしいけど、グロッケン・ビブラフォンなど、鉄琴も鍵盤のクオリティが優れていることを感じました。

Japan Xylophone Association
日本木琴協会のホームページ。
マリンバとシロフォンの違いについて書かれているページもあります。


以上、また他に情報を得ることが出来たら、リンク、増やしたいと思います。
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