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Mika's set list of Ragtime festival in Tokyo and Sapporo 2017 [concert]

Set list and program note(in Japanese)

2017 July 29th, Tokyo
1. Cromatic Fox Trot 〜クロマティック・フォックストロット (G.H.Green)
2. Stoptime 〜ストップタイム (G.H.Green) 
3. Stoptime Rag  〜ストップタイム ラグ (S. Joplin)
4. St. Louise Blues  〜セントルイス・ブルース (W.C.Handy)
5. Alabama Moon 〜アラバマムーン (G.H.Green)
6. Jovial Jasper 〜ジョヴィアル・ジャスパー (G.H.Green)

2017 Aug. 6th, Sapporo
1. The Whistler 〜ザ・ウィスラー (G.H.Green)
2. Cross Corners 〜クロスコーナーズ (G.H.Green)
3. Log Cabin Blues 〜ログキャビン・ブルース (G.H.Green)
4. St. Louise Blues  〜セントルイス・ブルース (W.C.Handy)
5. Alabama Moon 〜アラバマムーン  (G.H.Green)

昨年の札幌でのフェスティバルに続き、今年は東京と札幌の2カ所でフェスティバルがありました。1926年頃製造されたLeedy木琴でラグタイムが演奏出来る貴重な機会です。楽器も沢山のお客様に聴いて頂けて『本領発揮』という感じで嬉しそうでした。
札幌ライブ、YouTubeにあります。私は2時間後くらいから出番でした。


今回は、ジョージ・ハミルトン・グリーンをフォーカスしてみました。

◆『Cromatic Fox Trot』『The Whistler』『Cross Corners』は【Jazz Fox Trot】
◆『Log Cabin Blues』は【Blue Fox Trot】
◆『Jovial Jasper』は【Slow Drag】
◆『Stoptime』は【One Step】

とそれぞれのタイトルに、ラグタイム時代のダンスの種類が添えられています。

Stoptime以外は、1924年に当時一作品1ドルで販売されました。
GHG_JazzClMdnRag.jpg
↑『Rainbow Ripples』の表紙に印刷されています。

1984年にメレディス出版から1冊の曲集として纏められて発売されています↓

Xylophone Rags of George Hamilton Green

Xylophone Rags of George Hamilton Green

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: Hal Leonard Corp
  • 発売日: 2000/03
  • メディア: ペーパーバック




1924年当時販売される時、それぞれの曲の紹介文として『Cromatic Fox Trot〜A ragtime feature of the chromatic scale=クロマティックスケールを特徴としたラグタイム』、『Log Cabin Blues〜A real blue number=決定的“ブルー”な曲』、『Cross Corners〜A jazz version in double-stops=重音奏法ジャズバージョン』、『The Whistler〜Something different=何か違う物=何か新しい物』とキャッチコピーが添えられていたそうです。
image.jpg


『Alabama Moon』はワルツ調の歌曲で、1920〜1921年の間、Sam Fox出版で最もヒットしてよく売れた曲でした。楽譜で販売されたほか、様々な演奏形態で録音されレコードが発売されました。
IMG_1562.jpg

歌の歌詞は下記の通り;

※ Alabama moon, coming out so soon,
Shining thro' the trees where ev-'ning breeze gently croon;

Cotton fields of white, swaying in the night,
Dreaming of an Alabama moon. ※※

Darkies softly hum, banjos gently strum,
Songs of Dixieland, songs you'll understand,

(repeat※〜※※)

Moonlight down in Alabama shining bright,
Shadows softly come a stealing in the night,
With June birds flying 'cross the fields of cotton so white,
Where the Alabama moon is shining bright.

(repeat※〜※※)

訳してみます;

※アラバマの月が もうすぐ昇る
柔らかな夜風がささやき 木々の間に輝く

真っ白なコットン畑、夜の中をそよぐ
アラバマの月を 夢見ながら※※

黒人達は柔らかにハミングし バンジョーが優しく歌う
デキシーランドの歌を 君が知る歌を

(repeat※〜※※)

アラバマに 月の光が差し 明るく輝く
影達は 夜の中に ひっそりと行き来する
6月の鳥たちも 真っ白なコットン畑に飛び交う 
そこには アラバマの月が明るく輝いている

(repeat※〜※※)

以上。

特別に深い意味がある歌詞ではありませんが、メロディに乗った時に本当に美しい歌曲になります。E♭メジャーの曲ですが、「Darkies softly~」からのフレーズが Cマイナーに転調されて、メロディと詞の世界観が一致しているように思います。こういうのが『名曲』だな、と思います。
今回もクニ河内さんに一緒に演奏して頂きましたが、クニさん「この曲、難しい。一音違う所弾くと戻れないし世界が変わっちゃう」と言ってました。


その他に演奏した曲について・・・
いまやジャズのスタンダード曲『St. Louise Blues』ですが、この日は1926年にグリーンとフランク・バンタが録音した物のトランスクリプションを弾きました。クニさんは、クニさんバージョンのこの曲を即興で。グリーンとクニさんのコラボみたいになるかな、という試み。毎回、練習の時もクニさんのピアノが変わるので、本番はスリル満点です。

グリーンは『Blues』について、教則本の中で「ラグタイム、ジャズ、ブルースを弾く時に最も重要なことはアクセントを正しい音につけること」と書いています。1曲だけではグリーンの考えるブルースについて解らないので、他のブルースについてもコピーして弾いて研究してみようと思います。

グリーンの作品を弾くと、基本に立ち返りたい衝動に駆られます。楽譜をパッと見ると、音符だらけで黒く見えるラグタイムの楽譜ですが、それをどうすれば弾けるようになるか、方法やヒントも教則本の中で懇切丁寧にグリーンは指導しています。
やはり神でした。


Instruction Course for Xylophone

Instruction Course for Xylophone

  • 出版社/メーカー: Hal Leonard
  • 発売日: 2000/03/01
  • メディア: Kindle版



New Elementary Studies for Xylophone And Marimba

New Elementary Studies for Xylophone And Marimba

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: Meredith Music Pubns
  • 発売日: 2000/03
  • メディア: ペーパーバック



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Castle Valse Classique [songs & works]

タイトルの『Castle』から、「優雅にお城で演奏するワルツ?」と思っていたら、勘違いでした(笑)。

CatsleWaltzClassique.jpg

この曲は、1894年にドヴォルザークが作曲した『ユーモレスク』が、Ford T.Dabneyにより3拍子に編曲された曲で、1914年にはピアノピースとして出版されています。

シートミュージックの拍子の右下に『Introduced by Mr. and Mrs. Vernon Castle』と書かれています。このキャッスル(Castle)夫妻は、1910〜20年代にアメリカで大活躍していた社交ダンス界の大御所で、この夫妻が、現在競技ダンス(社交ダンス)で踊られている様々なダンスを発明というか、生み出していったそうです。ダンスと同じくして、夫妻のためのダンス曲も沢山作曲され、この曲は、その内の一つです。

1917年ニューヨークにあった『Rector’s Restaurant』にキャッスル夫妻が来て踊った時、そのレストラン専属の『Earl Fuller’s Rector Novelty Orchestra』が演奏しており、その楽団でG.H.グリーンは木琴を弾いていました。

キャッスル夫妻の伴奏を演奏する時、グリーンは卓越したテクニックで、16分音符のアルペジオを副旋律として弾いていました。1917年〜1920年の間に、この曲のグリーン演奏によるレコーディングが少なくても8回行われて、それぞれ違う演奏(=副旋律のメロディライン)でグリーンの録音が残っています。共通するのは、16分音符の流れるようなアルペジオで、ラグタイム奏法で言う『ダブルバック』のスタイルを聞くことが出来ます。

その内の一つ、1918年・Emerson(#3290-1)の録音で演奏したものを、木琴研究会・木村百合香さんが聞き取り音符に書き起こしたものが出版されています。


楽譜『Castle Valse Classique』は、以下のリンク先で購入できます。

*ブルーマレット→ こちら
*malltech(米国)→ こちら

音源は、この↓アルバムに『Valse Classique』のタイトルで収録されています。

Masters of the Xylophone

Masters of the Xylophone

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: CD Baby
  • 発売日: 2008/10/13
  • メディア: CD



↓こちらもお薦め!6枚組のセット。

Green Brothers Masters of the Xylophone

Green Brothers Masters of the Xylophone

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: CD Baby
  • 発売日: 2012/05/29
  • メディア: CD



↑DISC3の3曲目に『Masters of the Xylophone』とは違うバージョン(1917年7月録音、レーベルは?)が収録されています。Earl Fuller's orchestraの伴奏です。

(2017/02/22加筆修正)

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『noodling』について訂正 [other]

前回の木琴ブログに「中間部に出てくる16分音符の連打は、サミー・ハーマンがよく演奏していたパターンで、『Noodling』と言われます」と書いてありますが、なんか違う、と思い、今日はお詫びして訂正の投稿です。

「noodle」という単語は「即興演奏をする」という意味なので、16部の連打がnoodling、ということではなく、そうやって弾くことも、noodlingのひとつ、というのが、正しい言い方でした。
言葉足らずで、誤解を与えてしまったようで申し訳ありませんでした。

IMG_1873.jpg

Greenの『Xylophone Rags』の編集者・Randy Eylesさんのパフォーマンス・サジェスチョンでは、noodlingのことが『improvisation within the controlled style of ragtime』と書かれています(これも、Eyles氏の考え方の一つ、かと思います)。この、ラグタイムのスタイルを保った即興演奏、というのが、ジャズでの即興と大きく違う所かな、と思います。グリーンは『Modern Improvising』という教則本の中で、このラグタイムでの即興演奏パターンについて、懇切丁寧にエクササイズのアイデアを提案していて、全ての調で弾くことが出来る様に練習しましょう、と説いています。ブルーノートを使う即興についても書いてあり、あくまでも、ラグタイムの領域にあるような音になっています。
きちんとしたラグタイム(という言い方も適切では無いと思いますが)をカッコ良く弾くのは、やはり並大抵なことでは無い、という気がしてきました。


Xylophone Rags of George Hamilton Green

Xylophone Rags of George Hamilton Green

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: Hal Leonard Corp
  • 発売日: 2000/03
  • メディア: ペーパーバック




George Hamilton Green's New Series of Individual Instruction Courses for Xylophone and Marimba

George Hamilton Green's New Series of Individual Instruction Courses for Xylophone and Marimba

  • 作者: George Green
  • 出版社/メーカー: Meredith Music Pubns
  • 発売日: 1993/03
  • メディア: ペーパーバック





同じ即興でも、『improvising』『nooding』『jazzing』という色んな言われ方があります。

そういえば、2009年にアメリカのセミナーで演奏した後、「Smoke!」と声を掛けられたことがあり「え?私、たばこ吸わないけど?」と不思議そうな顔をしたら、それは、「Awesome」とか「Wonderful」と同じような意味だそうで、褒められた、ということでした。

言葉って、面白い、けど難しいです。

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Mika’s Set List of the 1st Ragtime Festival in Sapporo [concert]

1. Mallet a la Zurka (Harry Breuer)
2. Temptation Revamp (HB)
3. Rag Doll Rag (HB)
4. Dill Pickles (Charles Leslie Johnson 1906)
5. Ragging the Scale (Edward Browne Claypole 1915)
6. Stoptime (George Hamilton Green)
7. Xylophonia (Joseph Green)
8. Cromatic Fox Trot (G.H.Green)
9. Girlfriend Medley (Bob Becker 1987)

最初の3曲は、2007年に、Meredith Music Publications から出版された、ブリュワーの作品集から。
iTunesStoreに、ブリュワー本人が演奏する音源が幾つかありますが、楽譜と演奏(=弾いている音符)は全然違うので、ご注意を。


Harry Breuer's Ragtime Solos: Five Solos for Xylophone, Marimba or Vibes: With Piano Accompaniment

Harry Breuer's Ragtime Solos: Five Solos for Xylophone, Marimba or Vibes: With Piano Accompaniment

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: Meredith Music Pubns
  • 発売日: 2007/10/20
  • メディア: ペーパーバック



ハリー・ブリュワー(1901~1989)は、ジョージ・ガーシュウィンと親交があった人で、ガーシュインがオペラ『ポギーとベス』を作曲する時、木琴パートをブリュワーに「どうかな?」と相談した所、「うーん、そうだね、ちょっと待ってて」と、音出しし、少し練習しただけでブリュワー「には」弾くのが可能だったので、「うん、これでいいんじゃない!」と・・・。そんなわけで、大変な木琴名手だった彼の御陰、というか、『彼のせい』で、あのパートは、あのように出来上がっているのだと思います(私から見れば、メチャメチャ難しいパートに書かれています)。

一曲目、Mallet a la Zurka は、当時(ここでいう当時は、1900〜30年頃です)活躍していたピアニスト・Bob Zurke(1912~1944)の演奏スタイルから着想を得て書かれた曲です。
二曲目、Temptation Revamp は、Henry Lodge作曲で1909年に出版された”Temptation Rag”を、木琴で弾くラグタイム風にアレンジした作品。
三曲目、Rag Doll Rag は、当時流行してた、Novelty(ノベルティ)と言われるジャンルのピアノ曲で、"Doll Dance”という曲があったのですが(Nolaや、Flappereteの様な感じの曲)、その曲が持つ、三連符とシンコペーションの組み合わせで、構成されている曲です。

四曲目、Dill Pickles は、ラグタイムピアノを弾く方なら、知らない人はいないのでは、と思う有名なピアノラグです。当時出版されたシートミュージックの表紙は、どれもすごく素敵で、この曲の表紙も、キュウリが描かれていてユーモアたっぷりです。この日私が演奏したのは、ピアノの原曲の音符〜Chris Chapmanが1906・1907年に録音した音符と、ネクサスのアンサンブルシリーズで出版されている音符をミックスしたバージョンでした。クニさんのピアノも遊んでいました。ラグらしくなく敢えてアルペジオで伴奏しちゃう、という。Chapmanもネクサスも、演奏しているテンポがすごく速いのですが、敢えてゆっくり弾きました。


五曲目、Ragging the Scale は、Claypole(1883~1952) 作曲のピアノラグで、Sammy Herman始め、Brueur、現代では、Green’s New Novelty OrchestraでIan Finkelさんが弾いていたりします。サミー・ハーマンの演奏が素晴らしく、耳に残ります。いつか彼のように弾けるようになりたいです。


Something Old And Something New (Digitally Remastered) by The Sammy Herman Sextet (2011-02-07) 【並行輸入品】

Something Old And Something New (Digitally Remastered) by The Sammy Herman Sextet (2011-02-07) 【並行輸入品】

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Essential Media Group
  • メディア: CD



六曲目、Stoptime は、G.H.Green作曲です。ピアノラグ繋がりを意識して選曲しました。というのは、スコット・ジョプリンの作品中にも『Stoptime Rag』というのがあり、stoptimeというのは、こういう感じか、と自分で発見があったので。ジョプリンの楽譜には『stomp stomp』と、多分、足拍子を入れるように書いてある?文字通り、伴奏が途中で止まり、その隙間を木琴の音符が埋めていくような曲です。ラグタイム、というよりは、マーチのような感じ。典型的な『One Step』といわれるラグです。Cメロに出てくる、繰り返すシンコペーションリズムに、弾いていて酔う曲でした。

七曲目は、ジョージの兄、ジョー・グリーンの代表的な作品の一つである、Xylophonia。第一回目のフェスティバルですから、やはり、ジョーの作品は入れないと!と思い・・・。ジョーとジョージは双子のように育った兄弟で、兄ジョーは、スーザバンドの木琴ソリストとしてツアーに参加していた時期がありました。ジョーがツアーで不在の時、ジョージが楽譜を沢山出版していたらしく(寂しかったからかな?)、ジョージの楽譜があれこれ残っているそうです。この曲のコード進行は、グリーン兄弟の他の作品にも、ちらほら出てきます。なので、この曲の冒頭を他の曲の即興に使えるという・・・。現代マリンバ奏者の方達がマリンバで弾くことも多い曲かな、と思います。

八曲目、Cromatic Fox Trot は、2008年に初めて参加した、ベッカー先生の木琴セミナーで私がソロ用に選んだ思い出深い曲です。ジョージが演奏した録音が沢山残っていますが、同じ演奏がない=全ての録音トラックで、ジョージは演奏を変えています。まさに神です。私はFrank Bantaのピアノで演奏しているバージョンが特に好きで、いつか、こんなふうに即興部分を弾けるようになるぞ、と目標に掲げています。


Green Brothers Masters of the Xylophone

Green Brothers Masters of the Xylophone

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: CD Baby
  • 発売日: 2012/05/29
  • メディア: CD




「ラグタイムは、楽譜に書かれているように弾く」という説もありますが、グリーンはむしろ、即興をとても推奨していました。ベーシックなラグタイム演奏教則本とは別に、即興パターン集のような教則本が、アイデア集、のような形で出版されている程です。


Instruction Course for Xylophone

Instruction Course for Xylophone

  • 作者: Not Available
  • 出版社/メーカー: Hal Leonard Corp
  • 発売日: 2000/03
  • メディア: ペーパーバック






George Hamilton Green's New Series of Individual Instruction Courses for Xylophone and Marimba

George Hamilton Green's New Series of Individual Instruction Courses for Xylophone and Marimba

  • 作者: George Green
  • 出版社/メーカー: Meredith Music Pubns
  • 発売日: 1993/03
  • メディア: ペーパーバック





ところで・・・

木琴ラグタイムの定義=どれが木琴ラグタイムで、どれが木琴ラグタイムでは無いか、というのは、判断がとても難しいです。
その理由を考えてみました。

アコースティック録音が行われていた時代・1877〜1929年の期間の内、1890〜1925年の間に、最も録音に適する楽器として、木琴が用いられていました。木琴の音色が当時の録音技術では、一番はっきりクリアに音に刻むことが出来たのだと思います。
で、その頃の流行曲が、ラグタイムでした。なので、演奏されるのは、純粋なラグタイムの他に、当時の流行曲を木琴で『ラグタイム風に演奏する』ことが聴衆にウケる=『This is Hot!!』と言われていた為に、当時、「木琴が弾ければ仕事に困らない」と言われるほど多かった木琴奏者達は、ラグタイム風に弾くことを要求されていた、と思うのです。先日のライブでは、ラグタイムギタリストの浜田さんも、ピアノの板谷さんも「ジャズに淘汰されたラグタイム」と仰ってましたが、1920年後半にはジャズが流行し始め、楽器もマリンバやビブラフォンの登場で、1935〜37年をピークに木琴奏者が少しずつ減っていき、ソロ演奏用木琴という楽器自体も作られなくなっていったのですが、木琴で演奏される曲は、ラグタイム風に弾くポピュラー曲であることも多かった為に、その影響が残り、ラグとポピュラー曲の境目が、木琴に関して言えばすごく曖昧になっている、と思います。

先ほどのMeredith社が、1984年に出版した『Xylophone Rags of George Hamilton Green』には、ジョージが当時出版した木琴ラグタイムが収録されていますが、ジョージ自身も、『Jazz Classics ~ Modern Ragtime Solos』とその紹介に書いているので、「どっちなの〜〜??」と言いたくなります。

GHG_JazzClMdnRag.jpg


Xylophone Rags of George Hamilton Green

Xylophone Rags of George Hamilton Green

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: Hal Leonard Corp
  • 発売日: 2000/03
  • メディア: ペーパーバック







では、「ラグタイム風に弾く、ってどういうことなの?」が、最後八曲目に弾いた、Girlfriend Medley に沢山書かれているので、選びました。この曲も、ベッカー先生のセミナーに2009年に参加した時に弾いた、思い出深い曲です。

ベッカー先生の解説;
「1920年代と30年代の間にソロ楽器としての木琴は、正真正銘の“Golden Age/黄金期”に恵まれていました。木琴奏者は、ピアノの伴奏を伴うソリストとして、またはダンス・オーケストラやコンサートバンドの一員、そして、ヴォードビル劇場興行全体に及び、斬新な演奏者として登場しました。彼らはまた、レコードとラジオ放送、そして、アニメーション映画の中でも頻繁に演奏しました。
ガールフレンド・メドレーは、サミー・ハーマン(この時代で最も偉大な木琴巨匠の内の一人)に対するオマージュ(敬意・賛美)として、1987年に作曲編曲されました。アレンジに含まれる3曲の歌は全て、1920年代の主要なヒット曲でした。
最初の曲は、Benny Davis/ベニー・デイビス作詞、Con Conrad/コン・コンラッド&Russel Robinson/ラッセル・ロビンソン作曲によって書かれた『Margie/マージ』です。2曲目『Jean/ジーン』は、作詞作曲ともカナダの人気ソングライターShelton Brooks/シェルトン・ブルックスによって書かれた曲です。シェルトンは、"Some of These Days”や"The Darktown Strutters Ball"など他のヒット曲でも有名です。最後の曲は、Harry Akst/ハリー・アクスト作曲、Sam Lewis/サム・ルイス&Joe Young/ジョー・ヤング作詞による『Dinah/ダイナ』です。」

ベッカー先生の書いたラグタイムメドレーには、ラグタイム風に弾くと言われるシンコペーションリズムや、三連符でコードに沿って即興を演奏するほか、中間部に出てくる16分音符の連打は、サミー・ハーマンがよく演奏していたパターンで、『Noodling』と言われます。初めてこの『noodling』という単語を目にした時、何のことだか分からなかったのですが、なるほど、スパゲティを食べる時にフォークでぐるぐる回してすくい取るように、左右に持ったマレットが音板の上を回転するような感じ=これが、ラグタイム風に弾く、ことの一つでもあります。

ネクサスのアルバム、『Drumtalker』に収録されている他の曲でも、ラグタイム風に弾く、と言われるパターンが沢山出てきます。素晴らしい即興を聴くことが出来ます。



Drumtalker

Drumtalker

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Nexus
  • 発売日: 2004/03/30
  • メディア: CD



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Tsuzaki, Mutsumi Recital "XYLOPHONE DAYS" Program [concert]

May 19th, 2015 @Suntory Blue Rose Hall (Akasaka 1-13-1, Minato-ku, Tokyo, Japan)

This was a commemorative recital of the 24th Hidekazu Yoshida Awards and the 36th The Suntory Prize for Social Sciences and Humanities.

(The Yoshida Hidekazu Awards is the award which is given to the person who announced the excellent art critic such as theater and art, music and in various fields sponsored by Yoshida Hidekazu Arts Promotion Fund.)


1st stage
# Csárdás (V.Monti)
# La Ronde des Lutins (A.Bazzini)
# Alabama Moon (G.H.Green/arr. B. Becker and Y.Kimura)
# Estrellita (M.Ponce/arr. F.La Forge)
# Sonata A-dur KV305 1st mov. (W.A.Mozart)
# Le Coucou (L.C.Daquin/arr. Y.Nishimura)
# Sonata D-dur op.9-3 3rd mov. (J.M.Leclair)
# Cello Concerto C-dur 3rd mov. (J.Haydn)

2nd stage
# Dragon (K.Kishi/arr.H.spialek and Y.Hiraoka)
# Concertino for xylophone and orchestra (T.Mayuzumi)
# Yashi no Mi (a coconut in Japanese) (T.Ohnaka/arr.S.Isaji)
# La Cumparsita (G.M.Rodriguez/arr. Masami Noda)
# Tango Etudes No.6 (A.piazzolla) ~xylophone solo~
# Romanian Rhapsody No.1 (G.Enescu/ed.M.Tsuuzaki)


She played "Le Coucou" and "Sonata D-dur by Eclair" on Deagan Lite Wate Xylophone No.834, and its sound was fabulous. Other than these two pieces, she played on Deagan Artists' Special Xylophone No. 266 that was made in 1935, and renovated in 1962 that Yoichi Hiraoka played for long time in his musical life.



木琴デイズ 平岡養一「天衣無縫の音楽人生」

木琴デイズ 平岡養一「天衣無縫の音楽人生」

  • 作者: 通崎 睦美
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2013/09/10
  • メディア: 単行本



木琴デイズ 平岡養一「天衣無縫の音楽人生」

木琴デイズ 平岡養一「天衣無縫の音楽人生」

  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2013/09/09
  • メディア: Kindle版



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ポール・クレストン作マリンバとオーケストラの為の小協奏曲 [songs & works]

(今日は、木琴では無くマリンバの作品ですが、歴史的に大事な曲、ということで記載します)

今から75年前の4月29日、アメリカ・ニューヨークのカーネギーホールで、マリンバの協奏曲として世界初の作品である、この曲が初演されました。
演奏したのは、マリンバのソリストが、ルース・ステューバ(Ruth Stuber Jeanne)、フレデリック・ペトゥリーデス(Frédérique Petrides)指揮、オーケストレット・クラシーク(Orchestrette Classique)伴奏です。

(以下、ウィキペディア参照しました)
ルース・ステューバは、1910年5月13日シカゴ生まれ。1933年、シカゴにいる時、ステューバはマリンバを手に入れました。その時の彼女の印象は「とにかく興奮した!」。彼女の最初のマリンバの先生はクレア・オマー・マッサー(1901~1998)でした。1933年にシカゴで行われた世界博覧会でマッサーの率いる100台マリンバアンサンブルの一員として演奏しました。1936年にニューヨークへ移住し、そこでは、G.H,グリーンにマリンバを、メトロポリタンオペラオーケストラの打楽器奏者(ティンパニ奏者)・ジョージ・ブラウン(1920年~1954年在籍)にティンパニを学びました。

オーケストラ伴奏をした、オーケストレット・クラシークは、女性指揮者フレデリック・ペトゥリーデス(1903年9月26日ベルギー・アントワープ生まれ)により1932年に設立され1943年までの間活動していた、30〜40人の女性演奏家だけによる室内楽団でした。当時としては、女性が指揮をすることはあり得ないほど珍しいことでした。
フレデリックの母は才能溢れる人で有名な作曲家、ピアノニストであり、同時に画家でもあり写真家でもありました。フレデリックに音楽を教えたのも彼女の母でした。
1931年フレデリックは、ジャーナリストだったピーター・ペトゥリーデスと結婚します。彼は、フレデリックを、彼女のキャリア=オーケストラの指揮者としての活動、マネージメント、宣伝マンとして心の底から支えました。

12年間による活動の間に、このオーケストレットは主に、アメリカ人作曲家の当時まだ余り知られていなかった作品を委嘱し演奏してきました。デイヴィッド・ダイアモンド(室内楽の為の協奏曲)、アーロン・コープランド(クワイエット・シティ)、サミュエル・バーバー(弦楽の為のアダージョ)他、数々の作品の中の一つに、ポール・クレストン作曲のマリンバの為の小協奏曲がありました。

活動をやめた43年後の1981年に、フレデリックは次の様に話しました。
「私は、質の高い音楽家を求めていたので、オーケストラを拡大しませんでした。殆どのメンバーはカーティス音楽院とジュリアード音楽校で学んでいました。特筆すべきは、当時、バスーン、オーボエ、ホルン、クラリネットとトランペットは、本当に少しの女性しか演奏していなかった、ということです。両親達は彼女たちにそれらの楽器を演奏させたくなかったのでしょう、なぜなら、それらの楽器は女性らしく無かったからです。
私の考えは、良い音楽家により、熟練した演奏をする為にオーケストレットを小さくしておくことでした。女性演奏家達へ、ストレスを掛けたりなんてしませんでしたよ。彼女たちは才能があり、ニューヨークフィルハーモニックの演奏者が彼女たちの優秀な指導者でした。手がけたコンサートは偉大な作曲家達のあまり有名では無い作品を演奏したり、若いアメリカ人作曲家による初演作品でしたから、ユニークだったと思います。
コンサートは大抵は月曜の夜でした。何故かと言えば、月曜日の夜はニューヨークフィルの演奏会が無かったので、批評家達も集客できたからです。私達は都会の生活に、新たな音楽的側面を与えたと思います。」

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この小協奏曲が初演された時、クレストンは33歳でした。独学で音楽を学んだ、というクレストンですが、形式的には、古典〜ロマン派を踏襲するクラシカルなスタイルの協奏曲になっています。
16分音符三連符付点音符がくっきりとしたメロディに現れ、時に流れるようなメロディが現れる一楽章と、16分音符が絶え間なく続く三楽章は2本で、コラールを思わせるような柔らかなフレーズを奏でる2楽章は4本マレットで演奏されます。

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数日前、Facebookのページに、クレストンの小協奏曲について、デヴィッド・ハーヴィさんが音源と共に紹介すしてくれた記事がありました。
(ここでは、音源のリンクを掲載できませんでした)

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1967年にオーケストラ(オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団)と共にクレストンのマリンバ小協奏曲の第一楽章を演奏するチャールズ・オーエンです。
面白いことに、これはアメリカでマルチ・トーン・マレットが最初に使用された例で、この演奏のために特に考案された物でした。
クレストン作品の録音日付は近づいてきても、オーエンは彼が所有したマリンバ・マレットの音色に満足していませんでした。
彼は、同僚の木琴奏者・ハリー=ブリュワーに助言を求めました。
2人は、マリンバと様々な種類のマレットのもとに集いました。
チャールズ・オーエンが色々なマレットを試す間、ブリュワーは部屋を歩き回り、その音色を聞いていました。
彼らは、利用できる物が存在しない、と合意しました。
そのために、彼らは実験をしてみました:彼らは、1インチの青いゴム球のついたマッサー・マレットを取り出しました。彼らは、薄いフェルトで、そのマッサーマレットをくるみました。
結果は、中央と低い音域では柔らかい音色、高音域のかなりクリアな音質が出る物になりました。
オーエンとブリュワーは、このデザインがクレストンを演奏するための最高の選択であると同意しました。
これらのマレットは下の写真の中で見えて、レコーディングにおいてはっきり聞き取れます。
マリンバ史における2つの画期的出来事でした。一つは、メジャーな作曲家によるオーケストラ伴奏でのマリンバコンチェルト演奏の最初の録音、もう一つは発のアメリカでのマルチ・トーンのマレットを使用した録音だった、ということです。

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今でも多くのマリンバ奏者が演奏する素晴らしい作品です。

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木琴のラグタイムとは? [other]

木琴の「ラグタイム」というのを、どう説明すれば良いのかな、特に、ピアノやギターと違う「ザイロフォン・ラグ」について、考えていました。

日本では、1980年代にカナダの打楽器アンサンブルグループ・NEXUSが来日公演の際、G.H.グリーンの作品始め、木琴で奏でるラグタイムを披露して以来、木琴で演奏する曲を「ラグ」のように認識されている部分があるように思います。

でも、同時代(1920年代頃)に演奏されていた木琴の曲には、「これはラグじゃ無くてポピュラー、これは軽クラシック」と認識出来ると思うこともあり、それをどうすれば伝えられるかな、と悩み、アメリカの木琴研究家、デヴィッド・ハーヴィさんへ尋ねてみました。以下は頂いた回答を私なりに訳して、音源のリンクなどを加えた物です。

[るんるん][るんるん][るんるん]

ラグタイムは、いくつかのタイプを含みます:

1)(1880~1900年代)
初期の形成的なラグタイム(ケークウォークやシンコペーションマーチ)は、しばしば、歌(例「ハッピーデイズ・イン・デキシー」など)として、または、器楽曲(例「デキシー・ブラッサムズ」など)のための行進曲として出版されました。
この頃のラグタイムの形式は、強拍から外れることが際立つメロディを伴う正確な低音を含みますが、シンコペーションを含みません。

参照;
Happy Days in Dixie 1908
Happy Days in Dixie on xylophone
Happy Days in Dixie music score piano

Dixie Blossoms
Dixie Blossoms music socore


2)(1890〜1910年代)
ピアノ用の古典的なラグタイム曲(S・ジョプリンジョセフ・ラムジェームズ・スコットのような作曲家によって書かれた曲)、これらは、常にピアノのために書かれ、上級テクニックを必要とする物でした。このスタイルは、規則正しいベースとバックビート(裏拍)を左手で、非常に複雑なシンコペーションが右手のメロディで演奏されます。


(以下は、YouTube)
ジョプリン
J.ラム
J.スコット



3)(1900〜1920年代)
民俗音楽のラグタイム(チャールズL.ジョンソンジョージL.コブユーディ・ボウマンのような作曲家によって書かれた曲)。
これらは、大抵、(前述の)ピアノ用古典ラグタイム曲より非常にシンプルなテクニックを含んでいるピアノ作品でした。ピアノのために出版されたけれど、そのメロディがシンプルな性質を持つので、これらの作品は、しばしばバンドや他のソロ楽器用に、書き換えられたり、編曲されたり、演奏されたりしました。
このスタイルは、強拍から外れることが際立つ安定した拍子のメロディを含みますが、古典ラグタイムよりも単純なシンコペーションです。


チャールズL.ジョンソン Dill Pickles
ジョージL.コブ Russian Rag
ユーディ・ボウマン 12th Street Rag



4)(1910〜1920年代)
ノベルティ(目新しい・珍しい等の意味)ラグタイム。このジャンルはいろいろなソロ楽器の為の作品でした。そして常に、その特定の楽器演奏者によってに書かれました。(例えばピアニスト/フェリクス・アルントズィズ・コンフリー、木琴奏者/G.H.グリーン、サックス奏者/ルディ・ウィドホフ、バンジョー奏者/フレッド・ヴァン・エプスなど)

フェリックス・アルント Nola
コンフリー Kitten on the Keys

フレッド・ヴァン・エプス演奏 Maple Leaf Rag
ルディ・ウィドホフ演奏 Sax O Phun

このスタイルは安定した拍は含みますが、シンコペーションを必ずしも含みません。シンコペーションに代わって、アルペジオや早い動きや、重音奏法など、とても複雑でリズミカルな形式です。



これらがラグタイムの4つの基本的なスタイルです。しかし、ラグタイム作品に加えて、ラグタイム時代(1890年代 〜1920年代)の間、どんな音楽でも「ラグタイム風に演奏する」という伝統がありました。

この「ラグタイム風に演奏する」というスタイルが、G.H.グリーンがオール・スター・トリオやフラー・レクター・ノベルティ・オーケストラでやっていたことです。他の多くの器楽演奏家もポピュラー音楽を「ラグタイム風に」演奏していました。

「ラグタイム風に演奏する」というのは、リズミカルなパターンやシンコペーションを用いて、スタンダードなポピュラー音楽のメロディを装飾することです。
したがって、どんなポピュラー音楽でも=たとえ出版された時ラグタイム作品でなくても、「ラグタイム風に」演奏されれば、ラグタイム・パフォーマンスになりました。

アメリカの市民は、1910〜1920年代のダンス音楽が「ホット」であることを望みました。「ホット」というのは、リズミカルで激しい躍動感を伴うという状態です。演奏家がポピュラー音楽を「ラグタイム風に演奏する」方法を知っていれば、彼らは「ホットな」ダンス音楽を提供することができました。
しばしば、アメリカ人は1890年代〜1920年代にリズミカルな音楽を出版し、録音しました。その音楽は必ずしも上記の1つのカテゴリーだけに簡単に、または、正確に適合させることができません。

1890〜1900年代のピアノ用古典ラグタイム曲は、はっきり認識できます。しかし、「ホットな」ポピュラー音楽が1910〜1920年代(G Hグリーンが活発だった時代)に、より流行していた頃、多くの「ホット」音楽スタイルがありました。ラグタイムだけでなくストライドピアノも、ニューオーリンズジャズシカゴ・ジャズチャールストン・ダンス音楽など、まさしく多くのジャンルの音楽が同じ時代にありました。


[るんるん][るんるん][るんるん]

ということで、ザイロフォン・ラグは、音楽のジャンルでいうラグタイム、でなく、演奏スタイルがそれを識別する鍵になるということです。

ちなみに、スイングジャズで最初に木琴(ザイロフォン)を演奏に取り入れたのは、レッド・ノーヴォRed Norvoといわれます。ハリー・ブリュワーHarry Breureは、鍵盤打楽器でのスイングスタイルをノーヴォから学んだそうです。

同時期の偉大な木琴奏者の一人、サミー・ハーマンSammy Hermanは、スイングへ転身しなかったようです。卓越したテクニックで彼が奏でていたのはラグタイムを始めとするポピュラーソング、だったといえます。

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Set List of xylophone live @ecopa,Hokkaido Feb.15, 2014 [concert]

1. Rag Doll Rag (H.Breuer)
2. Stop Time (G.H.Green)
3. Xylophonia (J.Green)
4. Nola (F. Arndt/ G.H.Green)
5. Humoresque (Dvorak)
6. Temptation Revamp (H.Breuer)
7. Jovial Jasper (G.H.Green)

8. Waltz in Ragtime (H.Breuer)
9. Ole South ~A Plantation Patrol (J.S.Zamecnik/ G.H.Green)
10. Rain (G.H.Green)
11. Raggin’ the Scale (E.B. Claypoole)
12. Red River Valley (folk)
13. Joplin on Wood (S.Joplin/H.Breuer)
14. Alabama Moon (G.H.Green/B.Becker&Y.Kimura)



a few references;

H.Breuer topic on YouTube;
http://www.youtube.com/playlist?list=PL1cTCjdKrwUGpaaZdwTmgkDq2aM10-P9y

about Stop-Time;
http://en.wikipedia.org/wiki/Stop-time

Alabama Moon by Hawaian Trio;
http://www.loc.gov/jukebox/recordings/detail/id/7515/

Ole South ~A Plantation Patrol~ by J.S. Zamecnik;
http://www.youtube.com/watch?v=lrWCOHmEejo

Raggin’ the Scale;
https://jscholarship.library.jhu.edu/handle/1774.2/9351
http://www.loc.gov/jukebox/recordings/detail/id/4032/
http://www.loc.gov/jukebox/recordings/detail/id/4504/
https://itunes.apple.com/jp/album/ragging-the-scale/id489717004?l=en

Red River Valley;
http://www.youtube.com/watch?v=NlCjIbdy2tQ


2014/02/15のプログラムです。
ザイロフォン:野田美佳  ピアノ:クニ河内
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名称について悩む・・・

XylophoneとMarimba、今更ながら、その名称を、なんと言えば良いのか、悩んでいます。

Xylophoneは、ウィキペディア・シロフォンにも書かれていますが、
英後だと「ザイロフォン」
ドイツ語だと「クシロフォン・キシロフォン」
イタリア語だと「シロフォノ」と読みます。

一方、Marimbaは、ほぼ、どこの言葉でも「マリンバ」と読みます。

良く聞く、日本語で言う所の「木琴(もっきん)」は、この両方を含むそうで・・・。
参照; 
日本木琴協会サイト マリンバ・木琴とは
SEGAWAさんのマリンバ日誌 「木琴」と「マリンバ」


先日発行された、京都の通崎睦美さん著「木琴デイズ」では、完全にxylophoneのことを木琴、としていますが、

木琴デイズ 平岡養一「天衣無縫の音楽人生」

木琴デイズ 平岡養一「天衣無縫の音楽人生」

  • 作者: 通崎 睦美
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2013/09/10
  • メディア: 単行本



例えば、日本先駆者のM先生は、xylophoneを木琴というのを、嫌うそうで・・・。
上記の日本木琴協会は、marimbaもxylophoneも、両方、木琴、としています。
先駆者の先生方が、そうしたのだから・・・・・悩みます。

xylophoneの呼び方として、なじみがある言葉としては、ドイツ語読みの「シロフォン」かな、と思うのですが、現代使われている形のxylophoneは、アメリカでこの形状になったので、だとすると「ザイロフォン」と英語読みするのが正しいのではないか、とも思います。が、この呼び方は、学校の教科書にも殆ど載っていないのではないかと思います。

ザイロフォン、シロフォン、木琴・・・、
みなさんは、どう読むのが適当だ、と思いますか?
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The Mockingbird Fantasia〜モッキンバード幻想曲 [songs & works]

原曲は、1855年にアメリカの作曲家、アリス・ホーソン(Alice Hawthorne、本名はSeptimus Winner。全然違いますね)が作曲した『Litsen to the Mockingbird』。
リンカーン大統領も好きだったらしい、という。
恋人に先立たれた男が、お墓の前で、彼女との思い出を歌う、ちょっと悲しい歌。

その時の歌詞は、以下の通り↓


I'm dreaming now of Hally, sweet Hally, sweet Hally

I'm dreaming now of Hally,

For the thought of her is one that never dies
Shes sleeping in the valley, the valley, the valley

She's sleeping in the valley,

And the mocking bird is singing where she lies.

[Chorus]

Listen to the mocking bird,

Listen to the mocking bird,

The mocking bird still singing o'er her grave;

Listen to the mocking bird,

Listen to the mocking bird,

Still singing where the weeping willows wave.

Ah! well I yet remember, remember, remember

Ah! well I yet remember,

When we gather'd in the cotton side by side
Twas in the mild September, September, September,

Twas in the mild September,

And the mocking bird was singing far and wide.
[Chorus]

When the charms of spring awaken, awaken, awaken,

When the charms of spring awaken,

And the mocking bird is singing on the bough.

I feel like one forsaken, forsaken, forsaken.

I feel like one forsaken,

Since my Hally is no longer with me now.
[Chorus]

YouTubeには沢山、音源があって、殆どが1900年代前半の録音みたいです。
とても人気があったポピュラーソング、だったということですね。

#Margaret McKEEの口笛とオーケストラによる、音源↓
http://www.youtube.com/watch?v=JJZI9QBxN9g

Brother Bones and His Shadowsによる、口笛とバンドの音源↓
http://www.youtube.com/watch?v=yGND73NdaLs



ストービ(Stobbe)が木琴用の曲に編曲したのは、1864年以降だと思われます。
現存する録音では、
#1903年のチャールズ.P.ロウ(Charles P. Lowe)、
#1910年のチャールズ・ダブ(Charles Dabb)、
#1911年のウイリアム・ライツ(William Reitz)の物がありますが、
その内、ロウの演奏は原曲に近く、ストービのアレンジ部分が殆ど聞こえませんでした。

楽譜がカール・フィッシャー社から出版されたのが、1903年。
この時は、伴奏が日本で言うブラスバンドの編成でした。その後、ピアノ伴奏も出版されました。

朝吹英一さんのアレンジもあって、正確に分かりませんが、1950〜60年の間には出版されていたと思います。1903年にカール・フィッシャー社から出版されたストービの編曲にカデンツァが加えられていますが、このカデンツァは朝吹さんが書き足した様です。



手前味噌ですが、演奏している所です↓

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